こんにちは!おかもんです。
突然ですが、あなたはMAMという言葉を聞いたことありますか?
MAMは取引をすべてトレーダーに任せられるため、優秀なMAMであれば何もしなくても利益を量産できるので、文字通り不労所得を生み出すことができます!
ですが
- 資金を持ち逃げされそう…
- 詐欺案件が多いのでは?
こんな印象を持たれている方も多くいらっしゃるかと思います。
実際に詐欺まがいのMAMも巷に横行しており、MAMの選び方には充分注意しなければなりません。
正しいMAMの選び方を学んでいきましょう!
そもそもMAMって何?
MAMは「マネージドアカウント」と呼ばれる運用手法を採用しています。
このマネージドアカウントというのは、自分のFX口座に資金を投入して、他のトレーダーに運用をしてもらう(発注指示のみをする)という運用手法となります。
図で説明すると以下のようになります。
一般的には、MAMを始めるためには、指定のFX口座を開設する必要があります。
そして、簡単な契約書(LPOA=Limited Power of Attorney Form (限定委任状))を交わすことにより、あなたの口座と紐づけされてトレーダーの発注指示があなたの口座にリンクされるという仕組みです。
よく勘違いされてる方もしらっしゃいますが、MAMは親元に出資をするわけではないありません。
つまり、MAMでは自分の口座の資金を回すので、親元に持ち逃げされることは不可能ですのでご安心してください。
ちなみにですが、似たようなシステムにPAMMというのがあります。
MAMとPAMMの違い
- MAM=取引履歴を閲覧可能
- PAMM=取引履歴を見ることができない
MAMの運用・利益・出金について
運用について
MAMでは先ほど説明したように、トレーダーがトレードするので、利確・損切り・パラメータの設定はあなた自身で設定することはできません。
つまり、EA(自動売買ツール)のように半裁量での運用はできません。
トレーダーにすべて任せる形になりますので、運用方法は事前に確認しておきましょう。
例えば、運用するトレーダーが
- ハイリスク・ハイリターンで増やしていくのか?
- 爆益は狙わず、安全運用していくのか?
このあたりは把握しておくべきです。
また、スキャルピング系でナンピントレードを積極的に行っていくスタイルなのか、損小利大であまりポジションを持たないのか? など見るべきポイントは多々あります。
自分に合ったトレーダーさんを探しましょう!
利益について
MAMの利益の配分は、運用元によりますが、成功報酬型となることが多いです。
例えば、成功報酬を30%にしている場合、月の利益や年の利益に対し、約30%程度が運用するトレーダーに入り、約70%はあなたの元に入ります。
もし、利益が出なかった場合(損失の場合)は、成功報酬が発生しません。(このような方式をハイウォーターマーク方式と呼びます)
もちろんハイウォーターマーク方式じゃない場合もあるので、必ず事前に運用元に確認しておきましょう。
ちなみに、個人的にはハイウォーターマーク方式であることをオススメします。
なぜなら、運用するトレーダー自身が勝ち続けなければトレーダーに利益が発生しません。
裏を返せば、トレーダーが勝つことによりトレーダー側と投資家側の両者にとってWIN-WINになります。
つまり、
ハイウォーターマーク方式=トレーダーは勝つ自信あり!
の判断材料の1つになります。(もちろん絶対とは言い切れません)
出金について
EA(自動売買ツール)では好きな時に出金できます。
ロックアップ期間とは
- ロックアップ期間とは、開始から一定期間は出金できない期間のことを言います。
運用委託するMAMによっては、ポジションがないときにしか出金できないケースがあります。
仮に出金申請できたとしても、現在持っているポジションを強制決済を行わないと、出金ができない場合もあります…。
または、特定期間だけ資金をロックアップして、期間終了後に自由に出金ができるというルールを設けている場合もあります。
いずれにせよ、運用する前の事前確認は必ずしましょう。
MAMの落とし穴とは?
これだけ聞けば、資金持ち逃げの心配もないし、
利益報酬もハイウォーターマーク方式であれば、両者にとってWIN-WINだから安心!だと思われるかもしれません。
しかし、落とし穴もありますので注意が必要です。
どの証券会社の口座を利用するか?
証券会社には
- A-book
- B-book
という分類があります。
何が違うのか?というと
- A-bookはFXの取引注文をインターバンクに流す。
- B-bookはFXの取引注文をインターバンクに流さない。
インターバンクとは
A-book業者の場合、顧客が利益を出しても損失を出しても基本的には関係なく、顧客のトレード回数が利益の源泉となってます。
つまり、レート操作などもない透明性の高いトレードができます。
B-book業者はいわゆるノミ業者です。
- 顧客が利益を出せばFX業者が支払う=FX業者の損
- 顧客が損すればそのまま呑む=FX業者の得
つまり、顧客とFX業者が利益相反の関係なので、取引が非常に不透明な場合が多いです。
B-bookのFX業者を使用して、トラブルになるケースは非常に多いので、開設する口座がA-bookかB-bookか?
これを調べてからシステムの性能に目を向けることをオススメします。
まとめ
ここまでMAMについてやその選び方の注意点について解説しました。
MAMを運用するために注意することがいくつかありましたので、ここでまとめたいと思います。
MAM選びの注意点
ハイリスハイリターンか?安全運用か?など自分に合ったトレ ードスタイルを選ぶ
オススメはハイウォーターマーク方式です。
トラブルになりやすいので必ず確認しましょう。
はっきり言ってA-book業者一択です。
いかがでしたでしょうか?
MAMは完全自動で資金を運用できますので、非常におススメの運用方法です。
しかし、MAM選びに失敗すれば簡単に大切な資金を溶かす可能性もありますのでご注意ください。