こんばんは！おかもんです。
さて、突然ですが、
あなたは「JBCRO （日本ビジネスコンサルティング総合研究機構合同会社）」という投資会社を知っているでしょうか？
名前が長ったらしくて仰々しい感じですが、
簡単に説明すると、
私たちの事業に投資してくれたら、定期的に配当を与えますよ！
って感じで投資を促してる会社になります。
で、そんなJBCROなんですが、
突然、ホームページが閉鎖される事態となりました…。
合同会社の社員権スキームで出資金を集めていたJBCRO（日本ビジネスコンサルティング総合研究機構合同会社）のHP（https://t.co/s7pzCSHIbl）が閉鎖しました。
配当という配当が得られないまま飛んだ模様です。https://t.co/lQ0qNW0r4h pic.twitter.com/0iafax69nl
— 【新宿109】KENZO (@aruaru_Sagishi) December 12, 2024
このJBCROに投資していた方も多かったようで、
具体的な被害額は不明ですが、かなり大きめの詐欺事件として扱われると予想されます。
ということで、今回は、
- JBCROの起こした詐欺事件とは？
- この事件から学べる教訓とは？
の２つについて解説していきたいと思います。
是非、最後までお付き合いください。
まずは、JBCRO （日本ビジネスコンサルティング総合研究機構合同会社）がどんな会社なのかを解説していきます。
このJBCROですが、様々な事業を手掛ける会社になりますね。
具体的に言えば、
- ホテルや民泊の経営
- 土地の開発や管理
- 不動産投資
- 旅行代理業の運営
といった感じです。
不動産系のビジネスって印象。
ただ、JBCROが本当にこれらのビジネスを展開していたのかは不明です。
また、現在は見れませんが、
JBCROのホームページにある会社情報を見てみると、
本社住所：静岡県静岡市駿河区南町10番6号村上駅南ビル601
サテライトオフィス：東京都渋谷区渋谷2丁目24番12号渋谷スクランブルスクエア39階
設立：令和3年2月9日
となっています。
そもそも代表者名やオフィスの連絡先すら記載がないのは、
普通であれば、あり得ないですよね…。
さらに、本社もサテライトオフィスですが、
両方ともレンタルオフィスというのも気になりますよね…。
設立日も新しいですし、なんとなく不審な感じはします…。
社員権スキームで出資を募る｜”私募”に隠れた詐欺手法とは？
まぁ、事業を立ち上げてビジネスをするのは良いのですが、
キナ臭いのは「社員権スキーム」で投資を募っていたことですね。
2022年ごろから勧誘が始まってるようです。
社員権スキームというのは、
このJBCROの社員権を販売するという形で投資を募るという形態になります。
社員権と聞くとイメージが湧きにくいかと思いますが、
要するに、株が”社員権”という言葉になったと考えればOKです。
なんで”社員権の売買”なんて方法をとってるの？
と思うかもしれませんが、
それには理由があって、
それは普通に投資を募ってしまうと違法行為になってしまうからです。
ただし、JBCROのような”合同会社”が社員権を販売する形態をとれば、
金融商品取引業の登録がなくても、法的に問題ありません。
まぁ、要するに、
無登録業者でも合法的に投資商品を売れる方法が「社員権の売買」だったということですね。
なお、現在は法改正がなされたので、この方法は違法となってます。
矛盾の多い勧誘文句
現在は社員権スキームで投資を募るのは違法ですが、
2022年当時は合法で、SNSなどを通じて勧誘が行われていたようです。
ネット上にも、
実際に勧誘された方の投稿が載ってますので、見ていきましょう。
上の投稿の内容をまとめると、
- 消費者金融で借金させて投資するよう迫られた
- 100万円で出資すると毎月５万円の配当が得られる
- 10年間配当金が滞ったことがない
- 出資金の返還を要求しても、ファンドマネージャーが入院中と言い訳される
とのことですね。
まぁ、激ヤバ案件だというのが分かりますね…。
まず、消費者金融で借金させるのは、
悪質なマルチ案件が、好んで使う手口です。
事業家集団もこのパターンが多いですね。
それに、100万円に対して毎月5万円ということは、
単純計算、年利60％ですからねｗ
事業投資で、どうやって年利60％も出すつもりなのか謎すぎます…。
年利６％でも高いくらいあるw
決定的なのが、
会社情報にもある通り、JBCROの設立日は令和３年です。
つまり、
「10年間、配当が滞ったことはない」
は真っ赤なウソであることが分かります。
10年前は会社が存在してないですからね。
結論
さて、JBCROの詐欺事件を見てきましたが、
完全なポンジスキーム詐欺だと判断できますね。
資金を集めるも実際に運用はせず、新しい出資者からの出資金を配当金として支払いながら、破綻することを前提にお金を騙し取る手法
この社員権スキームを利用してる事業投資詐欺のやり口を見るに、
エクシア合同会社の投資詐欺と、ほとんど一緒です。
エクシア合同会社に関して言えば、
新宿にデカい看板を掲げてたり、有名人が宣伝してたので、
JBCROよりも多くの被害者がいたと思われます。
何はともあれ、
まずは投資する前に評判などはしっかり確認するようにしましょう。
それだけも、投資詐欺に引っかかる確率は下がると思います。
まぁ、稼ぎ方は色々ありますし、
どれが良い悪いとかはありませんが、
「稼ぎやすいのかどうか？」
は明確にあるので、
ホントに稼ぎたいなら、
稼ぎやすい方法を選びましょう。
最後に
今回は「JBCROの詐欺事件」について解説してきました。
僕は、こんな感じで色々な副業・投資案件についての実態を調べてますけど、
その記事を書くきっかけは、
「○○に参加したんですけど、大丈夫なんでしょうか…？」
っていう読者さんからのお悩み相談からなんですよね。
僕自身もブラック企業の底辺労働者だったので気持ちが分かるんですが、
お金や時間に余裕がないと冷静な判断なんてできないですよね…。
なので、もし今のあなたがお金や時間がなくて冷静さを失ってるなら、
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「何をするか？」を決めるのはあなたですが、『稼げる案件』と『稼げない案件』は明確に分かれてます。
結局のところ、優秀な投資案件に「出会うか・出会わないか」が重要になってくるので、冷静に判断しましょう。
それと、問い合わせも多いので書いておきますが、
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