Hands On DAO(ハンズオンDAO)

 

こんにちは!おかもんです。

 

今回は「Hands On DAO(ハンズオンDAO)」という仮想通貨系のマルチ案件について検証していきます。

 

昨今では仮想通貨系の詐欺案件が多く、

騙される人も多い印象ですね。

 

というのも、

仮想通貨系の詐欺のセールスは、

  • Web3.0
  • メタバース
  • DAO
  • DeFi

というような難解なワードを使いつつ、

「次世代の稼ぎ方」感を演出しやすいという特徴がありますよね。

 

つまり、

カモ

なんかよく分らんけど稼げそう!

と思わせやすいということです。

 

さて、今回のHands On DAOはどうなんでしょうか?

 

気になったので調べてみると、

ツッコミどころ満載な投資詐欺案件だったので、

Hands On DAOの概要を含めて解説していこうと思います。

 

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まずはHands On DAOがどんな仮想通貨マルチ案件なのか、

その概要について解説していきます。

 

Hands On DAOとは

 

Hands On DAOは、

その名の通り「DAO」という概念を使って事業投資していく案件のようです。

 

あなた

え?DAOってなに?

って方もいると思うので、

軽く説明すると、

 

DAOというのは、

特定の所有者や管理者が存在せずとも、事業やプロジェクトを推進できる組織

のことです。

 

DAOとは
引用:Coincheck

 

よくDAOと株式会社を比較されるのですが、

 

株式会社の場合は、意思決定は上層部で行われ、

決定されたことを上から下に指示を出す「トップダウン方式」が一般的です。

 

それに対してDAOでは、

組織を統率する代表者が存在せず、参加者同士で意思決定されます。

 

おかもん

つまりDAOでは、参加者(投資した人)みんなが意思決定に関わることができます。よくいえば、民主的な組織ということになりますね。

 

 

で、本題に戻りますが、Hands On DAOでは、

上場企業や将来性のありそうな未上場企業に投資し、

投資した分の利益を参加者に分配するようです。

 

おかもん
投資した企業の価値が上がれば上がるほど、利益を得られるという算段だそう…。

 

各地で行われてるHands On DAOのセミナーでは、

医療製薬系・化粧品やサプリ系・環境事業系・食品系・IT系などなど、

様々なジャンルの企業に投資をしていく予定だと説明してるとのこと。

 

 

Hands On DAOの参加方法

 

では、どうやってHands On DAOに参加するかというと、

Hands On DAOが発行するNFTを購入する必要があるようです。

 

NFTを購入する必要がある

 

おかもん
NFTについては、とりあえずDAOに参加するためのチケットくらいの理解で大丈夫です。

 

「NFTを購入=企業に出資」になり、

投資した企業の価値が上がれば、

持ってるNFTを買い取って、利益を参加者に還元する

という仕組みのようです。

 

おかもん
買い取るのは恐らく、
出資された企業だと思われます。

 

 

集客スキームはマルチ方式

 

このHands On DAOですが、

やはりマルチ方式で集客を行ってるようです。

 

セミナーでの説明や公式サイトには、

「あくまでアフィリエイトです!」と主張してるようですが、

 

公式サイトにもある報酬体系を見ても分かるように、

完全にマルチ方式ですね…。

 

マルチ方式

 

おかもん
上図のようなネズミ算式の報酬体系は、アフィリエイトではなく完全にマルチなので注意しましょう。

 

マルチである以上、

契約前に概要書面を渡さないといけませんし、

クーリングオフにも対応しなければなりません。

 

で、このあたりについてツッコむと、

大体の業者は、

詐欺師

これは海外の案件だから日本の法律は関係ない
web3.0案件だから法の縛りは受けない

とか意味不明なことを言ってくるのが常なんですが、

 

日本で営業してる以上、

海外の案件だろうと仮想通貨案件だろうと、

法令違反に該当するので注意しましょう。(紹介者も罪に問われる可能性もあります)

 

おかもん
マルチだと隠して集客してるところを見ると、法律を守る気はなさそうですね。

 

 

さて、ここまで聞くと、

集客の方式はともかくとして、

 

ビジネススキーム自体は理にかなってそうですが、

実際どうなんでしょうか?

 

そのあたりを次の章で見ていきましょう。

 

 

Hands On DAO(ハンズオンDAO)の問題点

 

さて、Hands On DAOには様々な問題点があります。

その問題点について1つずつ解説していきます。

 

 

プロジェクトの信頼性がゼロ

 

まず、Hands On DAOの公式ページを見て欲しいのですが、

→Hands On DAOの公式ページ

 

見ての通り、

適当に作った感満載のペライチのホームページですね(笑)

 

おかもん
ホワイトペーパーすらないってどゆこと?w

 

DAOは、最初に説明したメリットがある反面、

  • ハッキングリスクが高い(資金をハッカーに盗まれるリスクがある)
  • 参加者同士の合意によって運営されるため、意思決定に時間を要する

といったデメリットもあるんですが、

 

一番のデメリットは、

ラグプルのリスクが高いということです。

 

DAO系の案件に疎い方は、

あなた

ラグプルってなに?

って感じかもしれませんので、

 

軽く説明すると、ラグプルというのは、

一言でいうと「資金の持ち逃げ」です。

 

おかもん
投資された資金を運営が持ち逃げすることです。

 

このように「ラグプル」という言葉が浸透するくらいには、

DAO案件には詐欺が多いです。

 

なので、DAO案件に参加する際には、

充分に注意する必要があるのですが、

 

Hands On DAOを見る限りでは、

プロジェクトの内容が不透明すぎて、

良し悪しの判断すら困難ですね。

 

おかもん

セミナーでは、現在はDAO会員募集フェーズで、NFTの販売金額が目標金額に到達したら、投資対象となる上場企業及び未上場企業の選定を行うとのことですが、

具体的な目標金額や期間などの目処も不明のようです…。

 

 

運営企業の情報がない

 

さて、先ほど見てもらった

Hands On DAOの公式ページですが、

ホワイトペーパーはおろか運営企業の情報すら載ってません。

 

おかもん
なめてるのかな?

 

これをHands On DAO側にツッコむと、

詐欺師

DAOは「特定の所有者や管理者が存在せずとも、事業やプロジェクトを推進できる組織」だから、運営者は存在しないんだよ!

とか言ってきそうですが、

 

間違いなく、

Hands On DAOを立ち上げた個人ないしは組織が存在するはずです。

 

おかもん
運営者のないDAOなんて聞いたこともないですけどね…。

 

 

まぁ、百歩譲って、

運営者または運営企業が存在しないとしましょう。

 

だとすると、

投資対象となる上場企業及び未上場企業の選定は誰が行うんでしょうかね?

 

DAOは「参加者同士で意思決定する」という特徴があるので、

参加者たちが選定するんでしょうか?

 

この参加者たちは、

ホントに将来的にリターンを見込める企業を選定できるんでしょうか?

 

おかもん
まぁ、無理でしょうね…。

 

この時点でHands On DAOのビジネススキームは、

根本から破綻してると言えます。

 

おかもん
もしHands On DAOの運営企業の情報があれば、おかもん公式LINEまでご一報いただければ幸いです。

 

 

本当にDAO案件か?

 

DAOの大きなメリットの1つに、

透明性が高く、どのようなルールに基づいて運営されているのかが誰でも閲覧可能

という点があります。

 

というのも、

DAOはブロックチェーン上で運営されており、

参加者同士の意思で決定されたルールはスマートコントラクトで実行されるからです。

 

おかもん
ブロックチェーンはオープンソースなので、ソースコードを見ればスマートコントラクトの内容を確認できます。

 

このスマートコントラクトの内容は、

そのDAOが発行するトークンを、ブロックチェーンエクスプローラなどを使って確認するのですが、

 

Hands On DAOでは、トークンを発行してないんですよね…。

 

代わりにNFTを発行してるんですが、

Hands On DAOのNFT購入画面を見てもらえば分かる通り、

 

NFTを購入する必要がある

 

NFTの名称も分からないですし、

 

NFTの購入自体も、

NFTマーケットプレイスで購入するんじゃなくて、

NFTの代金を運営に収めて、「NFTは運営チームが代理で管理する形」になるんだそうです。

 

おかもん
明らかにおかしいですよね。

 

「NFTが運営チームが代理で管理」もあり得ないですが、

 

もう1つ問題なのが、

ブロックチェーンを確認しようがないという点ですね。

 

おかもん

透明性は全くないということになります。DAOの一番のメリットがなくなっちゃいましたw

 

というか、そもそもですが、

このHands On DAOはブロックチェーン上で運営されてるかどうかすら怪しいです。

 

おかもん
DAOですらないって可能性が高いですね。

 

 

結論

 

さて、Hands On DAOについて見てきました。

 

結論から言えば、

Hands On DAOは詐欺である可能性が非常に高いです。

 

このHands On DAOの「将来有望な大きなリターンを見込める企業を選定して投資をする」というスキームは、

別にDAOというシステムを使わずともできるシロモノです。

 

では、なぜHands On DAOは、

わざわざ難しい用語を使ってDAOだのweb3.0だの言いだすかというと、

 

冒頭でも説明したように、

「次世代の稼ぎ方」感を演出するためと、

 

あとは、「仮想通貨で入金してもらう」という理由があると思われます。

 

仮想通貨は一般的な銀行取引と異なり、

匿名性が高く、逆追跡が困難なことが多いです。

 

この特性は利点でもありますが、

投資した案件が詐欺だった場合、取り戻すことは、ほぼ不可能です。

 

個人的には、

仮想通貨系の案件やDAO案件を否定するつもりは毛頭ありませんが、

しっかり知識武装しないと詐欺師にカモられるので、注意する必要があります。

 

おかもん
Hands On DAOくらいお粗末な案件だと、ちょっと知識があればすぐに詐欺だと分かります。

 

 

稼ぎ方は色々ありますし、

 

どれが良い悪いとかはありませんが、

「稼ぎやすいのかどうか?」

は明確にあるので、

 

ホントに稼ぎたいなら、

稼ぎやすい方法を選びましょう。

 

 

最後に

 

今回は「Hands On DAO」について解説してきました。

 

僕は、こんな感じで色々な副業・投資案件についての実態を調べてますけど、

 

その記事を書くきっかけは、

「○○に参加したんですけど、大丈夫なんでしょうか…?」

っていう読者さんからのお悩み相談からなんですよね。

 

僕自身もブラック企業の底辺労働者だったので気持ちが分かるんですが、

お金や時間に余裕がないと冷静な判断なんてできないですよね…。

 

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「何をするか?」を決めるのはあなたですが、『稼げる案件』と『稼げない案件』は明確に分かれてます。

 

結局のところ、優秀な投資案件に「出会うか・出会わないか」が重要になってくるので、冷静に判断しましょう。

 

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