動画編集で本当に稼げる?

 

こんにちは!おかもんです。

 

さて、最近では動画編集系の副業案件が増えてきてますよね。

 

実際、人気YouTuberの動画を編集したり、大企業の広告動画を手がけたり、

自分の作品が多くの人の目に触れる喜びは、他の仕事では味わえないものかもしれません。

 

しかし、この華やかな世界の裏側には、あまり知られていない現実が潜んでいます。

 

  • 本当に動画編集で稼げるのか?
  • それとも、期待はずれに終わる可能性が高いのか?

本記事では、動画編集の仕事におけるメリットとデメリット、そして現実的な収入の可能性について、業界の内側から見た真実を徹底的に解説します。

 

副業として始めようと考えている、将来のキャリアとして動画編集に興味があるという方は、この記事が今後の判断材料となれば幸いです。

 

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動画編集業界の現状と将来性

 

急成長する動画市場

まず、動画市場の成長について具体的な数字を見ていきましょう。

 

電通の調査によると、日本国内の動画広告費は以下のように推移しています:

2020年:約3,000億円
2022年:約5,500億円
2025年(予測):1兆円以上

 

この成長率は驚異的ですよね。

わずか5年で市場規模が3倍以上に膨れ上がってます。

 

これは単に広告市場だけの話ではありません。

企業のマーケティング戦略、教育コンテンツ、エンターテインメント、そして個人の情報発信まで、あらゆる分野で動画の需要が高まっています。

 

5Gの普及と動画需要の更なる拡大

さらに、5G(第5世代移動通信システム)の普及が、この傾向に拍車をかけています。

 

5Gの特徴である「超高速」「超低遅延」「多数同時接続」は、

動画コンテンツの消費と制作に革命をもたらす可能性があります。

 

5Gがもたらす変化:

  • 高画質動画のスムーズな視聴が可能に
  • ライブストリーミングの品質向上
  • VR(仮想現実)やAR(拡張現実)コンテンツの普及
  • IoTデバイスからの動画データ活用の拡大

 

これらの変化は、より多様で高品質な動画コンテンツへの需要を生み出し、

必然的に動画編集者の需要も高めることが予想されます。

 

動画編集者の需要増加

市場の成長に伴い、動画編集者の需要も確実に高まっています。

 

しかし、ここで注意が必要です。

需要の増加は、必ずしも個々の動画編集者の収入増加に直結するわけではありません。

 

その理由は後ほど詳しく解説しますが、

まずは動画編集の仕事がもたらすメリットについて見ていきましょう。

 

 

動画編集のメリットとデメリット

 

メリット1:参入障壁の低さ

動画編集を始めるための初期投資は、他の専門職に比べると比較的低く抑えられます。

 

必要なもの:

  • パソコン(既存のものでも可能ですが、ある程度のスペックが必要)
  • 動画編集ソフト(Adobe Premiere ProやFinal Cut Pro Xが業界標準ですが、無料のものから始めることも可能)
  • インターネット環境

おかもん
本格的に始めるなら、デスクトップパソコンは必須ですよ。

 

初期投資の目安:

  • 最小構成(既存のPCを使用する場合):0〜5万円程度
  • 推奨構成(編集用PCと有料ソフトを新規購入):20〜50万円程度

 

基本的なスキルは、YouTubeなどの無料動画チュートリアルやオンライン講座で学ぶことができます。

 

また、多くの編集ソフトが無料トライアル期間を設けているため、

本格的な投資を行う前に自分に合うかどうかを試すことができます。

 

このように、比較的低いハードルで始められることが、動画編集の大きな魅力の一つと言えるでしょう。

 

メリット2:在宅ワークの可能性

動画編集は、場所を選ばず働ける仕事の代表格です。

この特徴は、特にコロナ禍以降、大きな注目を集めています。

 

在宅ワークのメリット:

  • 通勤時間の削減
  • 柔軟な働き方
  • ワークライフバランスの向上
  • 地理的制約からの解放

 

特に副業として始める場合、この柔軟性は大きな魅力となります。

 

本業の合間を縫って作業を行ったり、休日にまとめて編集作業を行ったりすることが可能です。

 

ある30代の会社員Aさんは、

動画編集の実践者

平日の夜2時間と休日4時間ほどの作業で、月に5〜10万円の副収入を得ています。在宅で働けるからこそ続けられています

と語っています。

 

メリット3: クリエイティブな自己表現

動画編集は、技術的なスキルだけでなく、クリエイティビティを存分に発揮できる仕事です。

 

以下のような表現手法を鍛えることが出来ます

  • テンポの良いカット割りや、印象的なトランジション効果など
  • 映像、音声、テキストを組み合わせたビジュアルストーリーテリング
  • VFX(視覚効果)やモーショングラフィックスなどの表現技法の探求

 

動画編集では、

企業PR、音楽PV、ドキュメンタリーなど、様々なジャンルの動画制作に携わることができます。

 

プロの動画編集者Bさんは

動画編集者

自分の作品が多くの人に見られ、感動や笑顔を与えられることほど嬉しいことはありません。それが私のモチベーションになっています

と語ります。

 

このようなクリエイティブな側面は、単なる金銭的な報酬を超えた満足感をもたらす可能性があります。

 

メリット4:常に進化し続ける業界

動画編集の世界は、技術の進歩とともに常に変化し続けています。

これは、学習意欲の高い人にとっては大きな魅力となります。

 

進化の例:

  • AIを活用した自動編集機能の登場
  • より直感的なインターフェースの開発
  • 新しい動画フォーマットの登場
  • 配信プラットフォームの多様化
  • クラウドベースの協調編集ツールの発展

 

このような環境下では、常に新しいことを学び続ける必要がありますが、

それは同時に、飽きることなく仕事を続けられたりするメリットもあります。

 

 

デメリット1:競争の激化と低単価案件の増加

参入障壁の低さは、同時に競争の激化も意味します。

特に、初心者向けの案件では価格競争が激しくなっています。

 

競争激化の影響:

  • 未経験者や初心者向けの低単価案件の増加(10分以内の動画で3,000〜5,000円程度)
  • 時給換算で最低賃金を下回るケース
  • クオリティよりも価格が重視される傾向
  • 「安ければ良い」という発注者の増加
  • 海外の低賃金労働者との競争

おかもん
編集に5時間かかる動画の報酬が3,000円とかはザラにあります。

時給換算すると600円です…。

 

AIの台頭も相まって、

クラウドソーシングサイトでは、途上国の編集者と直接競合することもあります。

 

ある新人編集者Cさんは、

新人編集者

最初の3ヶ月は、ほとんど利益が出ませんでした。スキルを磨くための投資だと思って我慢しましたが、精神的にはかなりきつかったです

と振り返ります。

 

デメリット2: スキル習得と継続的な学習の必要性

動画編集の世界は、技術の進歩が驚異的なスピードで進んでいます。

 

特に近年は、AIプラットフォームの発展が著しく、編集作業の一部を自動化する機能が次々と登場しています。

 

例えば、Adobe社のSensei AIは、音声からテキストを自動生成したり、顔認識技術を用いて人物の追跡を容易にするなど、編集者の作業効率を大幅に向上させています。

 

しかし、このような技術が急速に進歩するということは、

編集者も常に新しいツールや機能の学習をすることが求められてるということになります。

 

昨日まで最先端だった技術が、今日には当たり前のものとなり、

明日には新しい手法に取って代わられる可能性さえあるのです。

 

さらに、編集方法の流行りの移り変わりも非常に早いです。

 

例えば、数年前まで主流だった長尺の動画コンテンツが、現在ではTikTokやInstagram Reelsに代表される短尺動画へとトレンドが移行しています。

 

これに伴い、編集のリズムや構成、効果の使い方なども大きく変化しています。

 

つまり、動画編集者は編集方法についても、常に学習を続ける必要があるということです。

 

新しいソフトウェアの操作方法を習得し、最新のAI機能を効果的に活用し、変化するトレンドに合わせて自身の編集スタイルを柔軟に調整していく必要があるのです。

このような継続的な学習の必要性は、多くの編集者にとって大きな負担となっています。

 

時間とエネルギーを要するだけでなく、新しいツールや技術への投資も必要となるため、金銭的な負担も無視できません。

 

しかし、この業界で生き残り、成功を収めるためには、この不断の努力が不可欠なのです。

 

結果として、動画編集の世界では「学び続ける能力」が、技術的なスキルと同等かそれ以上に重要になっています。

 

常に好奇心を持ち、新しいことを学ぶ意欲のある人にとっては、この環境は刺激的で魅力的に映るかもしれません。

 

しかし、安定した環境で働くことを好む人にとっては、大きなストレス要因となる可能性があります。

 

デメリット3:時間効率の悪さ

動画編集は、見た目以上に時間がかかる作業です。

1本の動画を完成させるのに、予想外の時間を要することがよくあります。

 

時間がかかる要因:

  • 1時間の撮影素材から5分の動画を作る場合、素材の確認だけで2〜3時間かかることも
  • カット編集、エフェクト付け、テロップ入れなどで3〜5時間
  • 高画質の動画の場合、書き出しに1〜2時間かかることも
  • クライアントとのやり取りや修正作業
  • 初回納品後の修正依頼対応で、さらに2〜3時間追加されることも

おかもん
時給1000円に満たないこともザラにあるそうです。

 

このような時間効率の悪さは、特に副業として動画編集を行う場合に大きな障害となる可能性があります。

 

デメリット4:不安定な収入

フリーランスの動画編集者として活動する場合、収入の不安定さは避けられない問題です。

 

不安定な収入の要因:

  • 年末年始や夏季など、案件が減少する時期がある
  • 特定のスタイルの動画が流行し、自分のスキルセットとマッチしない場合がある
  • 経済状況の変化により、動画制作予算が削られることがある
  • 新規参入者の増加により、案件の獲得が難しくなる可能性

おかもん
収入が安定することが難しい職業ではありますね。

 

デメリット5:健康面のリスク

長時間のPC作業を伴う動画編集は、健康面でのリスクも無視できません。

 

主な健康リスク:

  • 長時間の画面注視による目の疲れや視力低下
  • 肩こり・腰痛
  • 手首のトラブル(腱鞘炎など)
  • 生活リズムの乱れ
  • 締切に追われる生活による不規則な睡眠や食事

おかもん
まぁ、このあたりはデスクワークに共通してますけどね…。

 

 

動画編集で大きく稼ぐことの難しさと現実的な可能性

 

現実的な収入の可能性

これまでの分析を踏まえ、動画編集の仕事による現実的な収入の可能性について見ていきましょう。

 

  • 初心者(経験1年未満)

平均:5万円〜15万円

多くの場合、副業として始める

 

  • 中級者(経験1〜3年)

平均:15万円〜30万円

フリーランスとして独立し始める人も

 

  • 上級者(経験3年以上)

平均:30万円〜50万円

専門性や独自のスタイルを確立している場合が多い

 

  • トップクラス(業界で認知された実力者)

平均:50万円以上

有名クリエイターや大手企業との取引がある場合も

 

これらの数字は、複数の業界調査やフリーランス向けのアンケート結果を基に算出した概算です。

 

実際の収入は、個人のスキル、ネットワーク、営業力、そして運や偶然の要素によっても大きく変動します。

 

重要なポイントは、「大きく稼ぐ」ことが決して容易ではないということです。

トップクラスの収入を得ている編集者は、全体の1%程度と言われています。

 

青笹寛史の動画編集CAMPって稼げるの?

 

青笹寛史の動画編集CAMP

 

最近では、動画編集のノウハウを売ってる副業案件を多く見かけますね。

 

直近だと、YouTube広告で頻繁に宣伝している

青笹寛史さんが運営している「動画編集CAMP」というスクールですね。

 

この案件だと、

  • たった2日で動画編集スキルが身につく
  • テンプレートを用意してるので、初心者でも楽に動画編集ができる

といった宣伝文句で集客してますが、

 

さっきも言ったように、

動画編集で稼ぎ続けるには、勉強し続ける必要がありますし、

 

テンプレートを使った画一的な編集だと、

単価の低い案件しか取れないということを覚えておきましょう。

おかもん
「テンプレートで楽して稼げる!」という宣伝文句はよくありますが、

ビジネスで成功するのは、そう簡単なことじゃないですからね。

 

なので、こういった高額な情報商材に手を出す前に、

動画編集で本気で稼ぐ意思があるかどうかを、いま一度よく考えましょう。

 

最終的な判断:あなたに合っているか?

動画編集の仕事が自分に合っているかどうかを判断する際、以下の点を考慮してみてください:

  • クリエイティブな仕事に情熱を感じるか
  • 技術の進歩に常に追いつく意欲があるか
  • 不安定な収入に対処できるだけの経済的余裕があるか
  • 長時間のPC作業による健康リスクを受け入れられるか
  • 独立して働くことに魅力を感じるか

 

結論として、動画編集は確かに魅力的な側面を持つ仕事ですが、

大きく稼ぐためには相当な努力、才能、そして運も必要です。

 

しかし、適切な戦略と継続的な努力により、安定した収入と充実したキャリアを築くことは十分に可能です。

 

副業や新しいキャリアとして検討する際は、これらのメリットとデメリットを十分に理解し、自身の目標や生活スタイルに合うかどうかを慎重に判断することが重要です。

 

始めるなら、小規模なプロジェクトから始めて、

徐々にスキルと経験を積み重ねていった方が良いでしょう。

 

動画編集のスキルは、今後のデジタル社会でますます重要になると予想されます。

 

たとえ主な収入源にならなくても、このスキルを身につけることは、様々な場面で役立つ可能性があります。

 

自分のペースで学び、楽しみながらスキルを磨いていくことをおすすめします。

 

 

最後に

 

今回は「動画編集で稼げるか?」について解説してきました。

 

僕は、こんな感じで色々な副業・投資案件についての実態を調べてますけど、

 

その記事を書くきっかけは、

「○○に参加したんですけど、大丈夫なんでしょうか…?」

っていう読者さんからのお悩み相談からなんですよね。

 

僕自身もブラック企業の底辺労働者だったので気持ちが分かるんですが、

お金や時間に余裕がないと冷静な判断なんてできないですよね…。

 

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