こんにちは！おかもんです。
今回は「Amazing Tick」という海外FXブローカーについて検証していきます。
当ブログの読者さんからの情報提供で、
このFXブローカーの存在を知ったのですが、
どうやらSNSやブログサイトなどから、
高月利コピトレ案件へ勧誘されるみたいですね。
X（旧Twitter）でも注意喚起されてます↓
みんなのFXにツイートに返信してる人達はAmazingtickに誘導するの多いみたいですね。
— kehiru2 (@kehiru21864821) August 17, 2023
よくいる爆益先出しのアカウントではなく、ちょっと真面目っぽい感じで分析っぽいの投稿してる人達です。
この時点で、そこはかとなく怪しい臭いがしますが、
実際にどんなFXブローカーなのか調査していこうと思います。
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このFXブローカーの実態に触れる前に、
どのようにAmazing Tickのコピトレ案件に誘導してるかを見ていきます。
まず、Yahoo!知恵袋を見てみると、
実際に勧誘された人たちの投稿が確認できます。
ザっと確認したところ、
コピトレに勧誘された経緯をまとめると、
- 勝本光一というTwitterアカウントが勧誘活動をしてる
- ネットで知り合った人物から勧誘された
- 突然、LINEの友だち申請が入り、そこのLINEグループから勧誘を受ける
という感じでしょうか。
さらに、検索サイトで「Amazing Tick」と入力すると、
勧誘目的のブログも見つけることができます。
引用：
https://note.com/fxpulsar/n/nd12c61191cf7
https://ameblo.jp/yusukekaigaifx/
https://note.com/rich_sedum971/n/n97f3806b8513
https://kaigaifx-labo.com/amazingtick-reputation/
これらのブログを見てみると、
- ブログ自体が最近、立ち上げられたもの
- ブログ内の記事がAmazing Tick関連のみ
といった共通点があります。
また、Yahoo!知恵袋や勧誘記事の投稿日を見てみると、
2023年の春あたりから積極的な勧誘活動が行われてるという印象ですね。
「Amazing Tickへ勧誘されたことがある」という方は、勧誘された経緯などを公式LINEへご一報いただけれると嬉しいです<(_ _)>
相場分析系のアカウントに注意！ ※ 8/25追記
この記事を読んでいただいた方よりの情報提供により判明しましたが、
どうやらX（旧Twitter）で相場分析を行ってるアカウントが、
主に「Amazing Tick」への誘導をしてるようですね。
現時点で分かっているのは、
- 金井賢｜為替 / 仮想通貨
- 杏菜@シンママ投資家
ですね。
アカウントを見ると、
的確な相場分析と人の良さそうな文体で人気を集めてるみたいです。
で、フォロワーからの信用を獲得し、
LINE＠の方に誘導＆「Amazing Tick」へ
という流れですね。
Amazing TickってどんなFXブローカー？
まずはAmazing TickがどんなFXブローカなのか、その概要について解説していきます。
海外FXブローカーで重要なのは、
- 利用規約
- 金融ライセンス
- 運営企業
の３つです。
これらに不審点があれば、
不正な約定操作や理不尽な出金拒否などがおこる可能性もあります。
ということで、
これらについて調査していきます。
利用規約の内容がヤバすぎ…。
さて、Amazing Tickの利用規約ですが、
公式サイト内にありました。
ザっと目を通して見ましたが、
ヤバそうな内容がチラホラ見つかりましたね。
特に「7. Client Instructions and Orders」の部分を見ると、
ユーザーに恐ろしく不利な内容があるので、
一部、紹介します。
以下は7の5,11,12,13,21,23,26を日本語に要約したものです。
気になる方は利用規約の原文をご覧ください。
- 会社がクライアントの同意なしに取引戦略を変更する権利を保有している
- 会社がクライアントのポジションを独自の判断でクローズし、新しいポジションを開く権利を保有している
- 会社は、一旦実行されたオーダーであっても、そのオーダーの開始または終了価格を変更する、または当該オーダーをキャンセルする権利を有している。そして、その結果クライアントが損失を被った場合でも、会社は責任を負わない。
- 一部の注文が特定の状況下で自動的に削除される可能性がある。
- スワップフリートレーディングの abuse（乱用）が疑われる場合、会社はクライアントの取引アカウントに対してスワップフリー取引を無効にしたり、利益を取り消したりする権利を有している。
- 会社は、現在の市場条件やクライアントの注文のサイズに応じて、金融商品のスプレッドを増減させる権利を有している。
これらの記載内容をかんがみるに、
Amazing Tick側の判断ひとつで、
- ポジションの不正操作
- 決済拒否
- 身に覚えのないエントリー
などが普通におこる未来が想像できそうですね…。
他にも、
- 会社は、クライアントへの通知や説明なしに、注文の実行を拒否する権利を有している。
- 特定の事情下で、会社はクライアントのオープンポジションをクローズする権利を保有している。
- 会社がクライアントに提供するサービスに対して料金を請求する権利がある。また、サービスの実行中に負担する義務に対する費用の補償も請求できる。
- 会社はさまざまな理由で料金を請求する権利を有している（18 The Company Fees）
など、
ヤバい規約がてんこ盛りって印象を受けます。
この記事では全部は紹介しませんが（全部紹介してたらキリないので…）、
気になる方は公式サイトにある原文をご覧下さい。
金融ライセンスについて
さて、
今度はAmazing Tickが保有する金融ライセンスを見ていきます。
公式サイトを見てみると、
末尾の方に小さく、以下のような記述がありますね。
Registered with FINTRAC with MSB registration number: M22620678
これはつまり、
「FINTRACという組織でライセンスを得てますよ！」
ということみたいですね。
ただし、
金融ライセンス持ってるなら安心だね！
とはならないので注意しましょう。
当ブログでも扱ったことがあるので、
お分かりの方もいるかもしれませんが、
FINTRACは
- マネロンやテロ組織への資金提供の検出、防止、抑止
- 個人情報の保護活動
を目的とした組織です。
間違っても、
あなたが想像するような金融ライセンスを提供してる組織ではありません。
ちなみに、FINTRACの認可を、
あたかも金融ライセンスのように見せかるのは、
ZAIX（ザイクス）の手口の同じですね。
とにもかくにも、
Amazing Tickは金融ライセンスを保有してないという結論になります。
運営企業が怪しすぎて笑える件について
Amazing Tickの運営企業について調べてみましたが、
結論言うと、あまりにもデタラメ過ぎですね（笑）
まず、Amazing Tickの運営企業について、
さっき触れた「FINTRAC」の登録番号からアプローチしてみます。
FINTRACの公式サイトから「M22620678」で検索すると、
以下の企業情報が出てきました。
重要な情報を抜き出すと、
商標名：RUPEX
会社名：GLOBAL REMIT PTY LTD.
住所：100 KING STREET WEST, SUITE 5600
TORONTO, ON, CANADA M5X1C9
となってます。
気になる点がいくつかありますね。
商標名を見てみると、
「Amazing Tick」ではなく「RUPEX」となってます。
また、Amazing Tickを運営するのは、
「GLOBAL REMIT PTY LTD.」という会社のようですが、
公式サイトには一切、記載がありません。
更に言うと、
住所について調べてみると、
FXとは無関係の弁護士事務所の住所が出てくる始末…。
引用：https://lisagelman.com/locations/downtown-toronto/
う～ん…。
超怪しいですね…。
で、
まだ終わりじゃないんですよね…。
今度は公式サイトにある利用規約を、もう一度みてみます。
以下は利用規約の２の「The Company」の部分です。
The Company：Means Rupex Limited a company incorporated and registered under
the laws of Saint Vincent and the Grenadines, with company number
25397 BC 2019 and registered address of: Suite 305, Griffith
Corporate Centre, P.O. Box 1510, Beachmont Kingstown, St. Vincent
and the Grenadines.
要約すると、Amazing Tickの運営会社情報は以下の通り↓
会社名：Rupex Limited
会社番号：25397 BC 2019
登録住所：Suite 305, Griffith Corporate Centre, P.O. Box 1510, Beachmont Kingstown, St. Vincent and the Grenadines.
ん？
おかしいですね…。
FINTRACの情報と全く違います。
しかも、住所を見ると、
一発でペーパーカンパニーであることが分かりますね。
どういうことかと言うと、
住所内にある「P.O. Box 1510, 」というのは、
これは私書箱のことです。
つまり、これはオフィスの所在地ではなく、
郵便物を受け取るためのポストがある住所だということです。
まぁ、いずれにしろ、
会社名も会社住所も全てデタラメで、
- FINTRACの情報が本当なのか？
- 利用規約の情報が本当なのか？
- 全て虚偽記載なのか？
判断ができませんね。
会社実態が、あまりにも不透明すぎて
怪しさ満点のFXブローカーだというのが分かります。
日本人による日本人を対象にしたブローカーか？
細かい部分にはなりますが、
公式サイトの構成から「日本人向けのサービスか？」と疑える点があります。
公式サイトは、日本語・英語・中国語の
３つの言語に切り替えられることができるのですが、
以下が、
上から日本語・英語・中国語の画像になります。
左の画像を見てもらえれば分かると思いますが、
全て「日本語」ですよね。
これは、先に日本語でサイトを構成し、
その後で英語・中国語に翻訳したと考えられます。
このことより、
日本人をターゲットにしたFXブローカーだとも考えられそうですね。
結論
さて、Amazing Tickについて見てきました。
言うまでもありませんが、
このFXブローカーを利用するのはオススメできません。
- 規約は爆弾だらけ
- 金融ライセンスなし
- 運営実態は不透明
- 企業情報に嘘の記載がある可能性が高い
と、地雷だらけのブローカーです。
もし入金されたお金を持ち逃げされたとしても、
取り返すことは非常に難しいと思われます。
個人的にはAmazing Tickを利用するのはリスクが高いと判断します。
最後に
今回は「Amazing Tick」について解説してきました。
僕は、こんな感じで色々な副業・投資案件についての実態を調べてますけど、
その記事を書くきっかけは、
「○○に参加したんですけど、大丈夫なんでしょうか…？」
っていう読者さんからのお悩み相談からなんですよね。
僕自身もブラック企業の底辺労働者だったので気持ちが分かるんですが、
お金や時間に余裕がないと冷静な判断なんてできないですよね…。
なので、もし今のあなたがお金や時間がなくて冷静さを失ってるなら、
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「何をするか？」を決めるのはあなたですが、『稼げる案件』と『稼げない案件』は明確に分かれてます。
結局のところ、優秀な投資案件に「出会うか・出会わないか」が重要になってくるので、冷静に判断しましょう。
それと、問い合わせも多いので書いておきますが、
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