こんにちは!おかもんです。
今回は「SCF Chain」という仮想通貨系の投資案件について検証していきます。
SCF Chain?なにそれ?
って感じの方がほとんどだと思いますが、
どうやらTOMAという人物が、
セミナー等を開いて出資を募ってるようなんですよね。
youtube更新しました‼️
— 【DAY1TV】突撃リポーター大和 (@day1tv_) November 5, 2023
違法事業のセミナーに参加して来ました
KENZO君をdisるのは10000年早い
大山、タイムリープしてんじゃねぇよ💢#仮想通貨 #副業 #投資
下記URLから👇動画見れます👇https://t.co/lqMJpj7Vwt pic.twitter.com/9HzL0Lh7E2
上の投稿は大阪で開かれた「SCF Chain」のセミナーの様子です。
↓このセミナーだと思われます。
で、このSCF Chainですが、
調べてみるとマルチ方式で集客してるようでして、
プロジェクト内容も非常に疑わしい部分が多いので、
TOMA氏の評判も含めて調査していこうと思います。
まずはSCF Chainがどんな仮想通貨マルチ案件なのか、
その概要について解説していきます。
SCF Chainについてザックリ説明すると、
SCFをステーキングして日利1~1.4%を得よう!
って内容の投資案件ですね。
ステーキングというのは、
特定の仮想通貨を保有して、ブロックチェーンのネットワークに参加するシステムです。
つまり、その特定の仮想通貨を持ってると、
期間や数量に応じて報酬をもらえるということです。
銀行預金の金利と似たようなものです。
で、さっき紹介したように、
SCFをステーキングすると、日利1~1.4%の報酬を自動で得られます。
めっちゃイイじゃん!
と思うかもしれませんが、
そう上手くはいきません。
仮想通貨は法定通貨と違って、
価値の乱高下が激しいので、
SCFの価値が下がれば、
元本割れのリスクも当然あります。
なので、SCF Chainに参加するときに重要なのが、
SCFの価格が今後どうなるか?
という点ですね。
それと、このSCF Chainですが、
マルチ商法で集客をしてるようですね。
今まで仮想通貨系のマルチは何件も調査してきましたが、
その全てがポンジスキーム詐欺でした。
今回のSCF Chainはどうでしょうか?
しっかり調査していきましょう。
SCFの価値に信頼性なし?ポンジスキームの可能性は?
さて、さきほども説明したように、
SCFの価値がどこまで信頼のおけるものか?
が重要です。
結論を言うと、
SCFの価値はかなり怪しいと判断できますね。
その理由ですが、
そもそも公式の説明に嘘が多いんですよね…。
SCFが上場したというのは嘘
まず、SCFですが、
以下には「SCFが上場しました」と書かれてますね。
これですが、正確に言うと上場してません。
確かにAve.aiというサイトで価格チャートが見ることができるのですが、
Ave.aiは分散型のオンチェーンデータプラットフォームです。
分散型のオンチェーンデータプラットフォーム?
って感じだと思いますが、
詳しい説明は省きますが、
端的に言うと、Ave.aiはただのデータベースなんですよね。
つまり、通常の取引所のように、
SCFを売ったり買ったりできないということです。
え?じゃあ、どうやってSCFを買うの?
ってことですが、
このSCFは「SCFアプリ」という非中央集権ウォレットでのみ購入手続きができます。
更に言うと、
SCFに対応してる通貨ペアがFUSDという
SCF運営のオリジナル通貨のみです。
公式の説明では、
「FUSDは1USDT相当の価値を持つステーブルコイン」
とありますが、
って感じですよね。
USDTは米ドルに固定されたペッグ通貨であり、1USDTがほぼ1USDになるよう作られています。
Tether Limited社の強い中央集権のもと管理されている信頼性のあるステーブルコインです。(今のところはですが…。)
まぁ、いずれにしろ、
- SCFもFUSDも運営内で発行してるトークン
- 取引所に上場してない
ということを考えると、
BTCやUSDなどの外部通貨と価値を比較できないので、
Ave.aiで表示されてるSCFの価格は全く信用できないということになります。
でも、1FUSDは1USDTで出金できると書いてあったよ。
それなら安心じゃないの?
と思うかもしれませんが、
その出金申請されたUSDTは、
どこから出てくると思いますか?
それはSCFの運営、
つまりは出資者たちの投資金からということになります。
流動性はないに等しい?
それと、もう1つ気になるのが、公式によると
「LPプールが十分に大きければ、市場価格が50%下落しても、元本は30%だけしか下落しません。」
というような記述がありますね。
まぁ、確かにプール資金が大きければ、
それだけ価格も安定しますが、
Ave.aiを確認してみると、
LPホルダーがいないんですよね…。
これじゃあ、流動性なんてゼロですよね…。
チャートの動きもおかしなことになってますし…。
まぁ、SCFに関しては内輪で発行してるだけのトークンなので、
流動性がどうのこうのとか言う以前の問題ですが、
いずれにしろ、かなり信頼性の怪しいトークンだと言えます。
SCFプロジェクトが本当に実在してるのか怪しい
SCFの紹介ページを見てみると、
SCF Chain発展計画と称して「ブロックチェーン金融に新たなパラダイムを生み出す」みたいな紹介がされてます。
→SCFの紹介ページ
その概要をまとめると、
- 米国のDF社が、ボブ・ランバートがウィリアム・トンプソンなどの友人によって共同で設立された。
- SCFと金融パブリックチェーンの開発に取り組む
- SCFチームは独自のハイブリットセキュリティ技術を開発
- DF社とモルガン・スタンレー社が強力に手を組む
- 近いうちにDF社はNASDAQに上場する
などなど、景気の良いことが書かれてます。
これらの記述について、僕の方で調べてみましたが、
その事実関係を証明するものは一切みつかりませんでした。
そもそも、DF社や登場人物たちが実在するかも怪しいです。
ちなみに、SCF Chainの会社は「SCF CHAIN LMITED」って名前では…?
また、DF社なる会社とモルガンスタンレー証券が手を組んだという情報も見つかりませんでした。
まぁ、これだけだと、
いやいや、調査不足なだけでしょ…。
と思られそうなので、
もう1つ懸念材料を提示すると、
SCFの紹介ページには以下のような記載があります。
左の写真はDF社がハイブリットセキュリティなる技術を開発した時に、
技術貢献賞なる賞を受賞したときのものらしいのですが、
以下の画像を見て下さい↓
引用:Stacey Barnfield named Businessman of the Year at Birmingham Awards
これはStacey Barnfieldという方が、
バーミンガムで年間最優秀ビジネスマンに選ばれたときの写真です。
見比べてみるとどうでしょうか?
- 手の形や指輪が一緒
- 時計が一緒
- ポケットチーフの形が一緒
- 姿勢やトロフィーの位置が一緒
と、通常ではあり得ない共通点が多すぎます。
これって元の画像の
- 顔を入れ替えてる
- 襟ピンを消してる
- トロフィーの字をいじってる
だけでは?
合成じゃね?
ちなみに、SCFが受賞したとされる写真の右側に
薄く「SHOP LOOK」という字が写ってますよね。
日本では、あまりなじみがないかもしれませんが、
SHOP LOOKは写真の加工ソフトの名前です…。
完全に黒ですねw
以上の理由により、
SCFのプロジェクトは実在してないと判断できます。
出資させるためのウソですね…。
TOMA(當間健作)って誰?
このSCF Chainを日本で広めてるのは、
TOMA(當間健作)という人物のようです。
TOMA氏は投資系のYouTubeチャンネルを運営しており、
その動画内では、
MLM詐欺案件の「PROCAP」や「Vison Life」を勧めるものもありますね。
更に、過去には、
- 金子健作
- 當間健作
- デュークT
と、自身の名前を変えながら「PGAプランスゴールド」という投資詐欺案件を紹介をしていたようです。
知らない方はググってみて下さい。
かなり有名な詐欺事件なので、いっぱい情報が出てきます。
本題とズレるので、
TOMA氏について詳しく言及はしませんが、
明らかな仮想通貨マルチ系の詐欺師が紹介してる時点で、
お察しな案件だと分かりますよね…。
結論
さて、SCF Chainについて見てきましたが、
言うまでもなくオススメできません。
- SCFというプロジェクトは実在しない
- SCFは上場すらしてない魔界コイン
- 価値を担保するものは存在しない
- TOMA氏が紹介してる
などなど、地雷ポイントが多々ありますね。
よくある仮想通貨系マルチ詐欺案件だと判断できます。
そもそもですが、
まず「日利1~1.4%の配当が得られる」なんて投資案件は、まずあり得ないと覚えておきましょう。
まぁ、チキンレースに参加したいのなら止めはしませんが、
最後に笑うのはTOMAとかいう詐欺師とSCFの運営だけなのでオススメはしません。
それに加えて、
SCFが怖いのが非中央集権型のDAO系投資案件だということですね。
非中央集権ということは、
責任者がいないということです。
どんな結果になってもだれも責任は取りません。
なので、
中身が詐欺であっても誰も罪に問われませんし、
お金も帰ってきません。
いずれにしろ、
仮想通貨系マルチ案件で稼ごうとするのは悪手です。
稼ぎ方は色々ありますし、
どれが良い悪いとかはありませんが、
「稼ぎやすいのかどうか?」
は明確にあるので、
ホントに稼ぎたいなら、
稼ぎやすい方法を選びましょう。
最後に
今回は「SCF Chain」について解説してきました。
僕は、こんな感じで色々な副業・投資案件についての実態を調べてますけど、
その記事を書くきっかけは、
「○○に参加したんですけど、大丈夫なんでしょうか…?」
っていう読者さんからのお悩み相談からなんですよね。
僕自身もブラック企業の底辺労働者だったので気持ちが分かるんですが、
お金や時間に余裕がないと冷静な判断なんてできないですよね…。
なので、もし今のあなたがお金や時間がなくて冷静さを失ってるなら、
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- 永久に使えるサポートが受けられる
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などなど、かなり手厚いので投資初心者でも安心です。
「何をするか?」を決めるのはあなたですが、『稼げる案件』と『稼げない案件』は明確に分かれてます。
結局のところ、優秀な投資案件に「出会うか・出会わないか」が重要になってくるので、冷静に判断しましょう。
それと、問い合わせも多いので書いておきますが、
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